エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

"f"の発音方法

英語で「f」の発音の仕方を教わる時、必ず「下唇を噛んで発音するように」と言われます。
中学以来ずっとどこでもそう言われます。

しかし、喋ってる最中にわざわざ下唇を噛む工程が入るというのは、何だか不自然だし非常に煩わしくはないですか?
「そんな面倒くさいことできるか!」と、中学の頃から反発心も加わった疑問を常に抱いていたんです。
「f」の音が出現するたびにアグ、と下唇を噛むなんて馬鹿じゃねーの?とすら思ってました。
ネイティブの人々は本当にそんな事をしてるんだろうか?
そんなやり方じゃ、あの流れるような英会話は絶対無理なのでは?
(このあたり、実際にネイティブの方を観察した事が無いので怪しいですが…)


ところが大学で中国語を履修した際、まったく目から鱗が落ちるような講義がありまして。

中国語は漢字表記という点が日本語と似ていて親近感を覚えます。
それで安易に履修した、という側面もありますが、そんな事情はさておいて、発音については全く別物ですね。
文法的にも、むしろ英語の世界に近い。

それで、中国語でもやはりこの「f」が出てくるのですが、そこでは何と「上の前歯を下唇の内側に軽く当てる」と表現しているのです。

そうだよ!
これなら全く自然に、流れるように「f」が出来るじゃん!

と、この時は大変な感動を覚えましたね。
長年の疑問(疑念?)が一気に氷解してしまいました。

それと同時に、何で英語を教える時にこんな上手い表現を使わないんだろう?とまた疑問が。
まぁ単純に、語学の世界も縦割りだということなんでしょうが…



感動したその後ですが。
英語も中国語も特に上手くなったわけでもなく、その上どちらの記憶もすでに忘却の彼方…
凡人の抱く疑問というのは、常にこんなものです。